2007年03月29日

そんなに笑うことはないだろうに・・・と。

2007sakura.jpg


近所にも、こんな素敵な桜が咲くお寺があったのだなぁ・・、
と、ふと境内に入った。


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『桜』というと色々思い出す、とは、
皆さんおありだあろうとは思います。

去年、芝居で行った鹿児島の知覧。
特攻隊の資料館の入り口桜並木、
10月の季節外れ、狂い咲きの桜の花が数輪。

『桜の森の満開の下』という僕の大好きな芝居では、
上演約90分の殆ど全ての間、大量の桜吹雪が降り続け、
最後には舞台一面に桜が数センチ近く積もる。
桜振り過ぎで「役者が見えん!」くらい。

実家には、数年前死んだ「サクラ」という女の子の猫がいた。

僕が小学生くらいの頃、
寺の境内の桜の木の下に捨てられていたので『サクラ』

高校生の時、
アメリカのシアトルに一ヶ月間、ホームステイに行った。

とある、週末。
友人がホームステイしている家に遊びに行った。
英語が極めて不得意だった友人。
その友人よりは、多少一生懸命「英語」を勉強していた僕は、
やたらに、そこの家族に歓迎された。
友人が、

「なんか、『SHINGO!』『SHINGO!』って大騒ぎやんけ!?何かむかつくわ」

「WHAT DID HE SAY?」

僕、英訳。

ママさんと僕だけ爆笑。

友人、ムッツリ。

そんな・・・非常に、僕としては、
意地悪な自尊心をくすぐられる『GOOD DAY』だった。

しかし車で自宅?へ送ってもらっている。
帰り道、ペットの話になり、

「僕の家には猫がいますよ。
 ハァー・ネーム・イズ・『サクラ』、
 ミーンズ・・・えっと、チェリーツリー」

「・・・・?????・・ワット?」

「あ?オォ!?・アイ・セッド・『チェリーツリー』」

「・・・ユア・キャット?チェリーツリー?」

「イエス」

「・・・・」

「A-HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!

CAT? NAME?

CHERRY TREE??

A-HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA,
A-HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA,
A-HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAH

CHERRY・・A-HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!

SORRY! I CAN'T DRIVE! 

A-HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAAAAA・・・」




その後、ママさんは5分近く笑い続けました。

そうなのかもしれないけどさ!
こっちは日本人なんだからさ!
文化や言語が違うんだからさ!

そこまで笑わなくてもさ。

それとも「CHERRY TREE」が間違いなのか?
誰か教えて!

そんな『サクラ』な思い出であります。


 



 
posted by 真寤 at 20:41| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月26日

『眠れる森』宮城公演

久々に『眠れる〜』の本番がありました。

昨年のツアーとは少々面子が異なっておりますが、
ま、でも気心知れた芝居屋の皆と強行スケジュールの中、
芝居談義にも花が咲きました。

あまり、というか普通はお見せする訳はない、
楽屋の楽屋の楽屋です。

本番前日、公演地に着いた我々は、
すぐさまこんな感じでありました。

眠り宴会.jpg


画面手前は、いつもの頼りになるスタッフさん、しげさんに、
トレードマークの「龍」のTシャツの後姿は、水木竜司氏、
今回、大臣の平山さんに、王様・小池氏、
嫉妬の権化・黒の妖精、名優・大 佳央氏もすっかりリラックスムード。

一番ぺーペーの小生も混ぜてもらって、
『芝居何でも四方山噺』は酒量とともに全開フルスロットルでありました。

ま、翌日の本番ありきで、そんなには呑みませんが、
前の晩、Tシャツの気楽に杯を煽っていた方が、
次の日の昼には・・・、

大さん三輪.jpg

こうなる訳で・・・。

役者はカクアルベシ、と。
勉強であります。

公演では懐かしいお顔も拝見いたしました。
御来場有難うございます。

『眠れる〜』旅、今年の夏のツアーも6月あたりから、
ボツボツ始まって参ります。

皆様、また御来場お待ちいたしております。
posted by 真寤 at 20:35| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月18日

アマチュアリズム万歳

現在の幸四郎さんがまだ『染五郎』であった時分、
とある先輩歌舞伎俳優さん言われた言葉らしい・・・

『いい、染ちゃん、勘違いしちゃだめよ、
 お芝居って、やればやるほど下手になっていくんだからね。
 ここでね(歌舞伎座)お客様に拍手頂いて、
 「もしかしたら自分も・・」って思いたくなるでしょ?
 でも、それって単なる勘違いなのよ』

昨日、当シャウトの先輩・金城功脚本・演出の舞台、
『風葬の教室』(原作:山田詠美)を見た。

出演は高校生達。
この「御しがたい世間」との折り合いを付けにくかった・・、
そして、現在も付けづらいままにて不器用に苦闘している子達が多い。
ま、もの凄く奇麗事風に言えば、
世間の水が汚すぎるから、

『蛍』

である彼らはどうしたって、
生き辛いのだ。
原作を読んだ方はご存知、『風葬の教室』はテーマを「イジメ」
においた作品。
そして、山田さん流の「イジメを超える生き方」をラストにおいて提示した、結構過激な小説。賞も取った。
「蛍達」の中には「経験者」もある程度居ただろうと思う。
トラウマ、とは最近よく聞くが、
思い出したくもない、ってくらい苛烈である場合もある。
しかし、それは、基本的に「観る側」には無関係なことで、
演劇公演として「良いか悪いか」、
役者として「良いか悪いか」しかない。

金城さんは、甘い顔をしなかったようだ。

蛍達は「トラウマ」という言葉を、
『知らない!』とシラを切り通したようだ。

そして、金儲けでもなく、キャリアアップの為でもなく、
ただただ『風葬の教室』を、良く上演しようと勤めたようだ。

感動的だった。

都心の小さな学校の小さな教室で上演された小さな小さな公演だった。
誰がこの公演が、昨日(2007・3・16と17)あそこで上演された事を知っていただろう?
超ナノメディア。
誰も知らない都心の片隅で、

『イジメを受ける君、
 君の命には意味があるんだよ、死ぬ必要なんて微塵も無いんだ』

と謳った演劇公演があった。
そして、蛍達は精一杯小さな小さな「灯り」を点けた。

なかなか、なかなかなんですよ!これが!
いやぁ、なかなかなモンでありますよ。

芝居は花火。記録には残らない。
ビデオは撮っても・・・はっ!所詮「生」じゃない。

この公演は「卒業公演」。
巣立って行く連中がいる。更に「汚れた河」に。
蛍なのに。
汚い水には住めないのに。
シンドイやろな、でもシャーナイな。君に幸あれ。

芝居は魔法じゃない。
何も変らない。
イジメは無くならない。戦争も無くならない。

ただ・・、

反戦運動も無くならない。



僕は明日、市民ミュージカルのスタッフをやる。

金儲けでも、キャリアアップでもない『演劇公演』。

僕は役者だけれど、
明日は、皆さんを「役者さん」と呼び、
舞台袖から、皆さんが点す『灯り』をサポートする。

「イジメ」は明日は関係無い。

ただただ「点す」ばかりだ。


・・・・・。


『いい、染ちゃん、勘違いしちゃ駄目よ。
 お芝居って、やればやるほど下手になっていくんだからね』
posted by 真寤 at 01:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月15日

『ワイルド・サイドを歩け』

wildside.jpg

著:ロバート・ハリス

英語じゃありません、日本語(日本語訳でもなく、普通に)書いてあります。

若い頃から世界中を放浪したハリス氏のエッセイであります。

部屋の大掃除なんかしてたら出てきて、
「おっ!・・・」
と数日、僕と一緒に移動している本です。

「世界を放浪」とか「魂の楽園」とか「ギャンブラー生活」とか、「何番目かのワイフが・・・」とか、
「バリ島のビーチでマジック・マッシュルームをキメタ僕たちは・・・」とか、
「何から何まで真っ赤な通称「レッドパレス」に住んでいた時に・・・」
「カルカッタの場末の映画館で出会った・・・」
「オーストラリアでブックショップを経営していた時に・・・」
「僕がそれを書き上げたのは、スウェーデンのとある湖畔の・・・」
「隣の部屋にはゲイのSMカップルが住んでいて・・・」
「当時、一年近くポーカーで生計を建てていた僕は・・・」

で、それでも駄目なら荷物をたたんで逃げ出せばいい。
それがアウトローの特権なのだから、と。

何なんだ。この男。

でも、いつ読んでもワクワクするんだよなぁ。
posted by 真寤 at 00:52| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする