で、
主人公:松枝清顕(マツガエ キヨアキ)が一夏を過ごす別荘、
『終南別業』
モデルになったのが、現在の「鎌倉文学館」
元を糾せば、
「加賀百万石藩主:前田利家の系譜、前田公爵家の鎌倉別邸」
ということらしい。

劇中では門の石柱に「終南別業」の表札がある筈だが、無い。

こんな処に、ろくに仕事もしないで住んでいた階級がいたということですね。

「清顕」がみた景色。
鎌倉の海。
三島由紀夫の微に入り細にわたった描写で、
初めて見た気がしない。
読中感、そのままの景色がある。驚く。
建物そのものは前述の通り、今は「文学館」。
鎌倉ゆかりの文士の資料
(直筆原稿やらプライベート写真やらといった類)を、
常設展示と期間限定展示モノで公開する施設。
ソウソウタル!!メンツの資料。
川端康成、小林秀雄、中村光夫、芥川龍之介、有島武郎、和鏡花、
島崎藤村、高浜虚子、夏目漱石、与謝野晶子・・・。
ズラリと並ぶ直筆原稿。
小生も大阪での一人語りで二度挑戦している芥川の「蜘蛛の糸」の原稿を見たら、ジワリ・・・感じるものがありました。
原稿用紙に、「特別に達筆でもない字」で書かれた
『或日のことでございます。お釈迦様は・・・」
の書き出し。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
子どもが誤字を訂正したような、万年筆での「グリグリ」な塗りつぶし
、加筆・添削の跡・・・。
おぉ!
芥川をして、この「普通」!
文学の大御所をして、小生にさえ解り得る、この「普通な添削」!!
普通な「グリグリ」!!
普通な「字」!!
大家・天才が、そうなるまでに辿る「普通」
・・・・・。
そんなんが見える展示でした。
明日も晴れろっ!!


